こんにちは。146cmの咲夜です。
今回は手芸向きレジンの種類と特徴についてお話しします。
前回の記事でも紹介しましたが、手芸向きレジンは主に2種類あり、
UVレジンとエポキシレジンと呼ばれる透明な樹脂が使われています。
それぞれのレジンの特徴、硬化方法やメリット、注意点などをまとめてみました。
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UVレジン
UVレジンとは、その名の通り紫外線で硬化する樹脂です。
種類も豊富で、手芸店などで販売されています。
最近は100円ショップでも取り扱われるようになりました。
UVレジンの特徴
一液タイプで初心者にも扱いやすいレジン。
硬化時間も短く、手軽にアクセサリー制作ができるため人気が高い。
ハードタイプに加えソフトタイプも販売されている。
小さなアクセサリーや薄めの作品作りに適している。
硬化方法
レジン液に紫外線を照射して硬化させる。
太陽光で固めることもできるが、完全に硬化するまでに多少の時間を要する。
硬化時間を5分~10分程度に短縮できるUVライトを使用することがおすすめ。
長所
- 一液タイプで混合や軽量などの必要がなく、手軽にアクセサリー作りに挑戦できる。
- 紫外線を当てなければ硬化が始まらないため、ある程度作業時間を調節できる。
- 硬化時間も短いため効率的に作業ができ、手間もかからず親子で楽しみやすい。
- 100均でも販売されるようになったため、手を出しやすい。
- あらかじめ着色されたタイプも販売されている。
- 粘度が高いため、表面をぷっくりと盛り上げて仕上げることができる。
注意点
- エポキシレジンに比べ、グラム単価が高額。
- また、UVライトなど初期投資で多少の負担がある。
- エポキシレジンに比べ収縮率が高く、反ってしまうことがある。
- 不透明な着色をした際は、紫外線が内側まで届かず硬化不良を起こすことがある。
- 紫外線を通さない不透明なシリコン型などは使用できない。
エポキシレジン
エポキシレジンとは、二液性レジンとも呼ばれ、
主剤(A液)と硬化剤(B液)を混合し硬化させる樹脂です。
手芸店や大型のホームセンターなどで購入できます。
エポキシレジンの特徴
二液タイプで透明度の高いレジン。
気候や気温によって変動するが、完全硬化までに24時間ほど要する。
粘度が低いため気泡抜けがよく、硬化後の収縮も少ない。
厚みや大きさのある作品や立体物の造形などに適している。
硬化方法
主剤(A液)と硬化剤(B液)を定められた比率で混合し硬化させる。
混ぜ合わせる際は、それぞれデジタルスケールで計量ししっかり撹拌する。
硬化時間が約24時間と長いため、密閉容器などに入れほこりをふせぐ。
長所
- UVレジンに比べ、グラム単価が安価。
- 化学反応で硬化すため、UVライトなど特別な用具は不要。
- 不透明なものや厚みのあるシリコン型なども使用できる。
- 不透明に着色することも可能。
- 気泡抜けに優れており、透明度も高い。
- 粘度が低いため注ぎやすく、複雑な型にも浸透しやすい。
注意点
- 化学製品のため、充分に換気を行いながら使用する。
- マスクやポリエチレン手袋などを使用し、皮膚に直接触れないように注意する。
- 混合比率の誤りや撹拌不足は硬化不良の原因になる。
- 混合した時点から緩やかに効果が始まるため、作業時間が短め。
- UVレジンに比べて硬化時間が長く、完成までに時間がかかる。
- 硬化時に発熱する性質があるため、作業後はむやみに触れないよう注意する。
必ず注意してほしいこと
UVレジンもエポキシレジンも火気厳禁の製品です!
取り扱いには十分に注意してください。
また、肌や衣類などに付着しないよう気を付けて作業を行ってください。
小さなお子様の手の届かないところで保管しましょう。
必ず販売元の使用上の注意を守って、レジンクラフトを楽しみましょう!
今回はここまで!
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪